パフォーマンスコンサルティング [能力開発]

ストレスは誰でも抱えたくない、避けたいと思っているのですが、実際は自分の思いとは逆に、自らストレスを溜め込む方向に向っている場合が少なくありません。
また、その思いとは逆方向に向っているのに、本人は気づいていない場合もあるのです。

1つ1つのストレスはさほど大きくなくても、積み重なっていくと大きなマイナスエネルギーになります。
そして、ある一定レベルまでくると表面化して、精神状態、体調不良などの問題傾向が一気に高まるケースも想定されます。

ストレスの発端は停滞思考から進行して行くケースが多い

ビジネス上でのストレスの発端は停滞思考から進行して行くケースが多い! ストレスの原因の1つ、「停滞思考」からマイナス思考を助長していくことになって、ストレス化、問題化する場合です。
つまり、「停滞思考」の積み立てを自分自身の「心」に振り向けて負荷を上げることです。

《原因となる業務項目》
体調管理、環境順応、人間関係、業務の理解、業務の進め方、問題発生時の対応、業務ルールへの順応、等

《対応への考え方》
1.原因特定を冷静に行う
ストレスには、必ずある結果(思い)に紐づく原因があります。
その原因を冷静に見極め(分析)正確な状況認識ができるかがポイントになります。
あくまで感情的でなく客観的でなくてはなりません。

仮に自分の心の状態に原因があると認識できれば、それに対する対応策を検討することができます。
問題を深刻にするのは、自分で原因の特定が認識できない状況になることです。
この場合は、速やかに第三者に相談することを進めますが、相談相手を間違わないようにしてください。
同情されるような行為は一次的な効果はあるかも知れませんが、本質的な問題解決にはならない場合があります。

ビジネスの問題は、個人の問題とは違って放置している状況では何も問題解決に進展しないのが普通です。
ビジネスでは放置して時間の経過により問題解決することはほぼないと認識するべきで、それよりも、むしろ状況は悪化していく方向に進むことが多いのです。

2.ビジネス上のストレスは、問題解決能力向上への取り組み機会でもある
一般的に人は人生経験が長くなればなるほど、いろいろな経験をすることにより、ストレスへの対応力もそれなりに向上するものです。
以前は、自身がストレスだと思い込んでいた事が、今になっては、たいした問題ではないような認識をした経験があるかと思います。
考え方として、一定のストレスレベルであれば、自身の能力向上に繋がる発展的な経験であり、マインド力の向上にもつながると言えます。

予防思考の重要性

1.真剣であっても深刻にならないこと。
受け止め方が深刻な状況になれば、客観的に冷静になれないということです。

2.ビジネス上の問題は解決できないことはない考えをもつ。
結局、自分にはどうしようもないと思ってしまえば、また経験していないストレスを感じたら、最後には誰かにボールを誰かに渡せば良いくらいに割り切る考え方が重要です。

自分の中での、責任感を越えた責任感は、極度のストレスを受けることになります。
自分の中での限界を超えそうな時は、助けを求め、一旦、とにかく手を離すことも重要なのです。
それこそ、ストレスで体調を壊してしまう、または心まで平常心を見失うようなレベルまで進行しないように、自分自身を大切に考えるべきです。

3.考える時間は区切って、それ以降は別の対応策をとることも有効。
ストレスは時間の経過と比例して、1人で考え込んだ場合、想像以上に深刻になる場合があります。
早め早めの対応策を、心掛けて行動していく方が良いでしょう。