パフォーマンスコンサルティング [能力開発]

1つの仕事の業務指示を何度も分けて出した場合、メンバーは混乱をまねく場合があります。
最初、業務指示を出した後で、計画性もなく思った事、気づいた事、変更点などを、その都度 指示を出したりするのはできる限り控えるべきです。
また、業務指示と業務アドバイスは違った認識であること自覚する必要性があります。

業務指示と業務アドバイスの違い

業務指示は予めジョブ単位で依頼をかけることで、業務アドバイスはその取り掛かっている業務中に、アドバイスを行うことです。
まったく意味の異なる行為を、リーダーは自覚しないでチャンポン(混ぜて)でコミュニケーションを行っている場合があります。

この場合、モチベーション、パフォーマンスを下げるリスク、及びリーダー・マネジメントの成果が期待できない可能性があります。
大事なのは、業務指示の後に業務アドバイスを行うというシンプルな基本行為の徹底です。

業務指示なのか業務アドバイスなのかは、明確な意識合わせをすること

業務指示においては、以下の項目に対し明確な説明を行い、メンバーとの理解、意識合わせが必要です。
A. 業務内容の理解
B. 進め方の理解
C. 求められる品質の理解
D. 時間管理

業務アドバイスは、(A)-(D)の取り組み状況を見ながら、適時サポートを行うことです。

業務指示に変更があれば、再度(A)-(D)について理解、意識合わせが必要

仮に、メンバーにアドバイスを行っていた時、改めて業務指示の変更が必要になった場合。
その時は業務指示の変更に合わせて、再度(A)-(D)について説明し理解、意識合わせが必要になります。
ですからリーダーは、明確なロジックを押さえていないのに、安易に指示を出すのはいけないのです。
業務指示の変更は非効率的な業務対象のカテゴリーであり、できる限り正確に最初の説明で済むのがベストなのです。

業務に仕掛かる前の正しい業務指示は、ビジネスの効率性、および成長力を高める上で大事なポイントなのです。
《なぜ基本が大事なのかについて》
・的確な意思疎通をはかり業務の効率性を維持する
・メンバーの考える力と、業務スキルを高める
・リーダーのマネジメント力を高める