パフォーマンスコンサルティング [能力開発]
ビジネス(職業)の適性傾向を知る1つの方法として、適性テストや性格判断テストなどがあります。
しかし、実際に適性テストを受けて一致したビジネスに付いても、短期間で職種を変わる方はいくらでもいます。
ビジネスにおける適性の定義は何なんでしょうか?
適性は感覚的から実感的になって自覚できるようになる
ビジネスの適性とは、最初からこの職種でこの仕事という具合に働く前からピンポイントで自覚できることは少ないようです。
実際は、感覚的に適性を認識(思い込み)している場合が多くあります。
例えば、SNSの情報媒体、趣味の延長、あこがれの存在、親/知人などからの影響を受けることはよくあるとことと思います。
自身が感覚的にビジネスの適性を認識するということは、未来への可能性を持つことで良いことではありますが、それは同時に適性を自覚できるかどうかは別問題になります。
ビジネスに従事した時間経過の中で適性を自覚できる
ビジネスに従事していろんな新たな発見が生まれ、知識を習得し、活動の中で業務スキル、業務対応能力が少しずつ身についていきます。
その課程の中で、適性ということについて自己認識が明確になって行き、
適性が有るのか、無いのかを自己分析して自覚するようになります。
最初は、自身の思いであったり、廻りの環境の影響を受けてビジネスに従事した場合であっても、時間の経過とともに適性を自覚する時期が訪れます。
客観的に経験豊富な第三者からの見識、アドバイスも参考になる場合が多くあります。
一定レベルの能力を身に付けなければ、正しい自覚ができない
『石の上にも3年という言葉があります。』
就職して新しいビジネスの仕事に取り組んだ場合、1-2年程度で能力が一定レベルの完成度まで達することは難しく、技術職であれば尚のことでしょう。
にも関わらず現実は、主観的な感覚で適性が無いことを自覚し1年程度で退職し、見切りをつける判断をされる方が少なからずいます。
しかしこれは、適性の問題ではなく、適応能力の問題である場合が比較的多く見受けられます。
適応能力の問題とは、ビジネス上の規律、時間管理、コミュニケーション、組織内の対人関係、自己管理など、ビジネスを遂行していく上での基本スキルの習得、行動が一定レベルに達していないことです。
確かに適性が合っていない、または就業先の会社、上層部などに問題がある場合もあるでしょう、しかし 安易に判断をされているケースも見受けられます。
基本的に、適性とは外面的な環境によって型づくられることはなく、内面的な成長課程の中で構築されていくものでもあります。
適性にはいろいろな判断要素があり、自身の中で何を根拠に自覚するのか難しいことではありますが、ビジネス人生を真摯に歩んで正しい自覚をされることを期待します!