『コミュニケーションから、すべての仕事が始まる』
「人前で話すのが苦手です」
「緊張するタイプなので……」
「間違ったらどうしよう」
「話し方に癖があるので、自信がありません」
仕事をしていると、このような言葉を耳にすることがあります。
もちろん、人によって得意・不得意はあります。
人前で話すことに緊張する人もいれば、自分の考えを言葉にすることが苦手な人もいるでしょう。
しかし、これらは仕事をしない理由にはなりません。
むしろ、「苦手だから」「恥ずかしいから」「緊張するから」と考え続けることは、自分自身の成長機会を狭めてしまいます。
コミュニケーションは、生まれ持った性格や才能だけで決まるものではありません。
仕事として必要なコミュニケーションは、学び、経験し、改善していくことができる能力です。

コミュニケーションの本質
ビジネスにおけるコミュニケーションは、単に「人と仲良く話すこと」ではありません。
自分が持っている情報や考え、目的、依頼、判断などを相手に正しく伝える。
そして、相手から伝えられた情報を正しく理解し、それを次の行動につなげる。
その一連の活動が、仕事におけるコミュニケーションです。
つまり、
「伝える」だけではなく、「正しく伝わり、正しく理解され、行動につながる」こと
が重要になります。
仕事では、自分の頭の中だけで完結することはほとんどありません。
上司から指示を受ける。
同僚と情報を共有する。
部下に仕事を依頼する。
顧客の要望を確認する。
取引先と条件を調整する。
そのすべてにコミュニケーションがあります。
だからこそ、ビジネスは正しいコミュニケーションから始まると言えるのです。
「話すこと」と「伝えること」は違う
コミュニケーション能力とは、流暢に話す能力だけではありません。
話が上手な人でも、必要な情報が抜けていれば、正しいコミュニケーションとは言えません。
逆に、話すことが得意ではなくても、
- 何を伝えるのか
- なぜ伝えるのか
- 誰に伝えるのか
- いつまでに必要なのか
- 相手はどう理解したのか
を意識していれば、仕事に必要なコミュニケーションを取ることができます。
大切なのは、**「上手に話すこと」より「正しく伝えること」**です。
そして、正しく伝えるためには、まず自分自身が物事を正しく理解していなければなりません。
自分が理解していないことを、相手に正確に伝えることはできないからです。
正しく伝えることから、仕事が動き始める
仕事には、必ず目的があります。
その目的を達成するために、人と人が情報を共有し、それぞれの役割を果たしながら行動します。
だからこそ、
「物事を正しく伝えなければ、効果を出すことも、成長することもできない」
という考え方が重要になります。
完璧に話す必要はありません。
緊張してもいい。
言葉に詰まってもいい。
話し方に癖があってもいい。
重要なのは、それを「できない理由」にしないことです。
「自分は話すのが苦手だから仕方がない」
ではなく、
「どうすれば、相手に正しく伝えられるだろうか」
と考える。
その意識を持つことが、コミュニケーション能力を高める最初の一歩になります。
コミュニケーションは、特別な場面だけに必要な能力ではありません。
日々の仕事そのものが、コミュニケーションから始まっています。
カテゴリー:能力開発
テーマ:13|コミュニケーション
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