投資のルール設定は「最大リスク」と「局所・大局」の両方から考える

「局所・大局」とは、目の前の細部を見る「局所」と、全体像を見る「大局」の両方を意識する考え方です。

投資を実践する上で、大切なものの見方の一つに、「局所・大局」という考え方があります。

投資におけるルール設定では、この「局所・大局」の視点を持ち、全体の資金管理における最大リスクを考慮した上で、日々の投資行動をルール化することが重要です。

つまり、目の前の一つひとつの投資行動だけを見るのではなく、その行動が資金全体にどのような影響を及ぼすのかという大局も、同時に考える必要があります。

また、投資におけるリスクは、資金管理だけではありません。

実際に投資を行う「自分自身の投資行動」も、重要な要素です。

投資判断を行う際には、冷静に自分自身の心の状態を整えた上で、投資行動に移る必要があります。

これは、「局所・大局」の考え方にも通じます。

日々の投資行動という「局所」と、資金管理や投資全体の方針という「大局」が、バランスを取りながら一貫したものになっていることが大切です。

つまり、日々実践する投資行動においても、「局所・大局」を意識することが重要になります。

そのためには、一連の投資行動の根拠となる「ルール」という道先案内人が必要です。

ルールが明確でなければ、その時々の感情や状況に左右され、一貫性を持った投資行動ができなくなります。

人は投資行動をとるとき、往々にして「局所」で熱くなり、感情的になることで、「大局」を見失うことがあります。

例えば、目の前の相場の動きに意識が集中するあまり、資金管理という大局を忘れてしまうことがあります。

いくら日頃から冷静な人であっても、お金が関わる投資行動には、人の心や思考を惑わせる力があります。

それほど、投資には、ときとして人の心を熱くする魅力があるということでもあります。

では、同じ投資ポジションを二人が持っていたとして、その投資行動の前提となる「ルール」が明確に定められている人と、そうではない人では、どのような違いが生まれるでしょうか。

一回一回の投資結果だけでは、その違いが分からないこともあります。

しかし、取引回数を重ねるほど、ルールに基づいて一貫した行動をとる人と、その場の感情や状況に左右される人との間には、投資行動の差が積み重なっていく可能性があります。

では、その差を生み出すものは何でしょうか。

一言でいえば、「局所・大局」を踏まえたルール設定という「準備」ができているかどうかです。

そして、もう一つ重要なのは、そのルールを実際の投資場面で実行する準備ができているかどうかです。

どれだけ優れたルールを作っても、それを実行できなければ意味がありません。

「準備」にまさる能力はない。

これは、投資においても重要な考え方の一つではないでしょうか。

投資では、目の前の局所的な状況だけを見るのではなく、資金全体という大局を意識する。

そして、その両方をつなぐものとして、「ルール」を準備しておく。

その準備が、一貫した投資行動を支える土台になります。

カテゴリー:資産形成 / 投資 × 能力開発
テーマ:05|投資とリスク / 05|判断・決断

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